年末は28日で学校が一斉閉館するため、基本的に27日で全体の動きはともかくひと段落となる。
で、全体ミーティング後に伴明さん率いる制作部と、演出部とで飯を食う。
帰り際に伴明さんから「もう一軒付き合え」と呼ばれそこから二人きり。
お前は学生の前で「迷い」を見せすぎる、と怒られる。
いや僕は監督として「迷ってるふり」をしてみんなに考えさせるというそもそもスタイルなので、と、とりあえずボケてみる。
プロ相手ではそんな手もあるが学生にはそれは通用しない北白川派はそんなことではない、と即座に突っ込まれる。
ですよね、と即座に答える。
オレだって生まれて初めて制作部やってんだよ、なんのためにやってると思ってんだよふざけんなよ、と即座に返される。
ですよね、と答えるのに少し時間がかかる。
監督としては迷いはないのだが教員としては未だ戸惑いが自分の中に存在しているのかも。
…って、いかん!
いかんいかん!
いや、ちょっとまだ戸惑ってるかもしんないけど、迷ってはないです。
いや、もはや戸惑ってもないです、この時期に至って。はい。
もうホントにまもなく年が明ける。
でも伴明さんと制作部は今日も京都で動いている。
演出部からも「改訂稿=改定案」や「漫才の台本」や「資料」が送られてくる。
演出部や制作部だけじゃなく他の学生たちもみんなどこかで何かを考えている(…多分)。
とにかく全員でこの映画を創り上げる。