俳優仲間の榊英雄 君からMAILが届いた。 四月に京都で映画を撮るのだと言い、協力して欲しいとの事である。
榊 君は北村龍平監督作品にずっと出ていた俳優で、そのバイタリティから自らが映画監督するまでになった男だ。
出演者には旧知の役者さんも名を連ねていて、僕ももちろん参加したい旨を伝えて送った。
さらに、うちには若手がゴロゴロいるからと言うと、是非あてにさせてもらいますと再びの返信も送られてきた。
俳優コースの若者達は,めざましい成長を遂げている。
そしてその活躍する場は,既に校舎を離れてプロの現場へと動き出している。
この『正しく生きる』もそうである。
メインキャストはもちろんだが,脇を固める役者がどれほど大切でどれだけ作品の骨となって物語を支えるかを知る筈だ。
そしてその役を勝ち取る厳しさは,東京に出てから砂を齧る様に苦しみながら実感するのだ。
だが若者達よ,今のうちに言っておく。
苦しみとか苦労とか,挫折とか焦燥とか,人生を生きて続ける事に比べりゃ屁でもなくなるということを……。
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