白石役、柄本明さんのアップを皮切りに、続々と俳優部のアップが続き、今日は久保田役、宮崎将さんとその子分役で奮闘していたうちの伊藤、衣笠、岡村、林原、大澤、米川、奥山らもアップした。
役者は自分の出番が終われば後は完成を待つのみだ。今さら手伝う場所もないし、逆に足手まといになってしまう。
なぜなら、演出部や制作部は撮影が終わってから必ず毎日の反省会と次の日の段取りを綿密に打ち合わせているからだ。
誰がどの場所を担当するか、自転車はどこに停めさせろだとか、細部に渡る検証をし尽くしていく。
そして今日の会議もこれから迎える正念場に監督補の浅利さんの檄が飛んだ!
実はこの演出制作合同会議が面白い!
浅利監督補、山本プロデューサー、田中制作主任を中心に本日の反省点を挙げさせて、何がいけなかったか、どうすべきだったかを事細かに検証していく。
自分のミスを自己申告できなかった者は逆にミスを指摘されるから失敗を黙っていられる訳が無いし、言われるまで気付かない者は即刻皆の笑い者になってしまう。
こんな実習は何処の大学を探しても有るわけない。
やはりここは現場なのだ。
演出、制作は毎日の行動を深く反省し、必ず次ぎに生かしていく。
じゃあ俳優は?
出来上がった作品を観て、自分の芝居に孤独に頭を抱え反省するのだ。
必ずそうなる。
だから若者よ、やるならたくましく自分を育てろ!
勝つ気が無いなら客で観てろ。
現場は常に戦いなのだから……。
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