静岡2日めと京都のイベント

本日は、一般のお客様向けの有料先行上映。告知も行き届いていないし、入りを心配していたが、計4回で130人くらいの動員で、悪くない。さすが監督の地元。写真は、川口副支配人に請われてロビーの机にサインしている山本監督たち。

途中で福岡監督作品の仕事のため京都に戻る伴明さんを見送った後、ちょっと離れた一富士という高校時代の山本監督行きつけの食事処で名物の焼きそばの昼食。デザートのモナカアイス共々うまかったァ。ここの焼きそばより更に名物のおかみさん(実際に行かないと名物の名物たる所以はわからない)、店を閉めて夜の最終上映を突然観に来てくださいました。『カミハテ商店』千代さんの100倍くらいのパワーで働いて1,000倍くらい喋っているおかみさんに、この映画はどう映っただろう(笑)。

この日は、京都シネマでは、ボクが教えている配給・宣伝の学生たちが企画した、「山本監督欠席裁判」と銘打った、京都造形の同僚で映画評論家の北小路さんと映像作家伊藤さんの二人のたかし君によるトークショーを開催。学生たちの頑張りで何と満席立ち見の大盛況。みんな、よくやった。こういう頑張りでお客様がちゃんと入り、かつ楽しんでくださるというのが、興行の何よりの喜びだ。嬉しい。

とかなんとかで、家にたどり着いたのは夜の11時半。疲れました。

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劇場からの声

久々のブログ更新。全てはボクの怠惰です。

福岡監督、編集のカンさんと3人でこの『正しく生きる』サイトを立ち上げてから10ヶ月。個人的にも会社的にも、紆余曲折、毀誉褒貶、色々とありましたが、やっとこのサイトに”劇場からの声”コーナーを設置し、まだ限定的だけど上映劇場の支配人たちの映画に対する率直な意見をアップ出来るところまで来た。うれしい。映画配給・宣伝の、ここがやっとスタートライン。予定より半年位遅れちょります。すみません、監督。

ちょっとだけ、経緯を書いておきます。そもそも『正しく生きる』は宣伝予算がない上に、現在の興行の状況を考えると、この題材&企画はむしろ観客を拒否しているとも言えるほど難しいテーマを扱っている。この映画を、まだ見ぬお客様に正しく届けるために、ヒットの可能性を広げるために、やれることはなんだろうと考えたのが最初。そうだ、みんな(作る人も、配給する人も、興行する人も、宣伝する人も、当然観る人も)を、映画制作段階から巻き込んで行けばいい、そのためにみんなが参加出来るサイトが必要、ってんで、カンさんがこの公式サイト(今の段階ではほぼブロクだけだが)を作ってくれたのだ。

配給をやるボクとしては、何よりもまず、上映をする映画館が、この映画を一緒に作っている気になって公開まで一緒に走ってくれる。そういうように出来るかどうか。そのために、監督には、脚本をサイトにアップしてもらう、ラッシュ段階の映像を劇場にも観せて意見をもらい編集に反映する、なんて無茶な要望をOKしてもらった。逆に興行側(東京・シアターイメージフォーラム、京都シネマ、大阪第七藝術劇場、名古屋シネマテーク、札幌シアター・キノ)には、まだカケラもない映画の上映を決定してもらうという無理を聞いてもらった。

ということで、編集ラッシュをまずは観てもらっての最初の率直な意見が、サイトの”Voice from The Theater” に掲載の、イメージフォーラム、七藝、シネマテークの各支配人たちのもの。支配人たちの性格まで見て取れる、とても貴重な意見。

写真は編集ラッシュ第2弾のDVD。支配人たちに観てもらったのはこの前のバージョン。すでに実はセミオールまで編集が進んでいる。支配人たちにもらう意見より、編集スケジュールのほうが早く、今日やっとこの第2弾編集バージョンを映画館に送れた。このスケジュール感は、なかなかに難しいぞ。

 

陣中見舞い

ベルリン映画祭のマーケットから何の成果もなく戻ってきて、2月23、24日、やっと京都の『正しく生きる』撮影現場に顔を出すことができた。それから既に2週間近くが経ったのだが、今頃その遅すぎる報告を。

写真は、ちょっとピンぼけだけど、撮影準備中のセットの片隅で、孤独に居眠りをする高橋伴明制作担当でございます(笑)。

で、この映画における肩書から言うと、ボクはプロデューサーなので、陣中見舞いというのも正確に言うとおかしいのだが、まあ東京にいて(大半はベルリンだったけど)なかなか京都の現場に顔を出せなかった名ばかりプロデューサーとしては、やっぱり陣中見舞いという感じだったわけだ。木村屋のあんぱんもそれなりに喜ばれたしね。現場はもう終盤に差し掛かっていることもあり、学生スタッフは緊張感の中にもいい感じの余裕(本当は無いのかもしれないが、なんて言うかスタッフが嬉しそうな感じ)が出てきているように思えた。2日めの外の撮影では、ボクもちょっとだけ参加させてもらった。福岡監督の張りのあるスタートの大声も心に響いたし、やっぱ現場はいいなぁ。一徳さんの演技はもちろん素晴らしかった。

初日の晩飯はプロデューサーとして制作担当の伴明さんにおごってもらい(笑)、2日目はキッチン泥船でのカンさんの手料理を満喫の上、お泊りまでさせていただいた。久しぶりに福岡監督ともゆっくり話せたし、撮影済みラッシュの一部をカンさんに見せてもらって、映像と演技の力強さに(今回の学生キャストの演技もとてもいい)なんかちょっとホッとする感じがあって、いい具合に酔っ払って最後の方はよく覚えておりません。

福岡監督、もうすぐ撮影終了ですね。最後までファイト!

 

インしたんですよね?

東京にいると、京都のことが全く分からない。当たり前だけど。福岡監督、インしたんですよね。なんか、置いてけぼりをくったような、寂しい気分でパソコンの前にいるアリヨシでございます。

年が明けてからの1ヶ月は、もう怒涛のように過ぎてしまった、忙しくて。年始めは、毎年恒例のマジックアワーフィルムアカデミーというNYの学生たちを迎えての短期集中映画講座。今年はこれの途中でギックリ腰をやってしまった。1月唯一の休みだった、あの大雪の日。休むどころか、ベッドから動けず、トイレは匍匐前進。3週間経ったのに、まだ痛みが完全には引かない。

それから、13回忌に合わせての、『甦る相米慎二』という相米監督全作品上映+αの企画と宣伝協力。ユーロスペースの2週間で28個のトークショーを開催した。おそらく空前絶後の豪華ゲスト。写真はそのサイン入りポスター。すごい。みんな、相米慎二が嫌いで好きなんだ。若い観客がいっぱい来てくれて嬉しかった。ボクの中でもソーマイさんに対して一区切り。

今年のマジックアワーの命運を握るルーマニア映画『汚れなき祈り』(3月16日初日@ヒューマントラストシネマ有楽町)の二人の女優さん(去年のカンヌ映画祭で主演女優賞を二人で受賞)が、本日来日。明日からの2日間、取材がギッチり。唯一自由な時間がある今日は浅草に行って、和服着てお茶のお点前やってるはず。で、もうすぐ、関係者で集まって歓迎会。それまでに、このブログを久しぶりに更新中。というわけでした。

おまけに、ボクは明日ベルリン映画祭のフィルムマーケットに出発なのだ。

帰ってきたら、『正しく生きる』の撮影現場に、必ず顔を出します、福岡監督。腰の具合はいかがでしょうか。京都と東京は(ベルリンは更に)遠いけど、腰痛の連帯感は何者にも負けないくらい強いぞ(笑)。お互いファイト!でございます。

あ、それから、とっても大事なことを最後に。

『正しく生きる』、東京では来年の夏、シアター・イメージフォーラムでの公開が決定!!! イメフォで『愛してよ』の弔い合戦だ。お富さん、ありがとう。大ヒットさせます。

 

ああ、やっぱり

カンさんの悪魔の囁きに怯えつつ(笑)、年末のバタバタでなかなか投稿できない私。

おまけに、今日はマジックアワーの仕事納め。世間よりちょっと早いが、当然ボクの仕事は全く納まっていない(涙)。

書きたい事はいっぱいあるのに(というか、この2週間で山ほど書く事があったのに)なぜ書けないんだ?

でも、今年これが書き納めになるはずなので、楽しかったことだけ列記しとこ。

12/14(金)キッチン泥船のカンさんの料理はマジ美味かった。おっさん4人の与太話も、ひたすら楽しい。

12/15(土)神戸・元町映画館での『カミハテ商店』初日舞台挨拶。その後京都に戻り、最後まで配給・宣伝に残ってくれた5人との打ち上げ食事会。村田、日野、奥山、小川、そして岩川さん、ありがとう。仕事は、もう少しの間ガンバロー。

12/16(日)伊勢進富座の『カミハテ商店』の舞台挨拶(&あがたさんミニライブ)は感動的だった。大西くんの挨拶にもらい泣き。そばでデブの奥山も泣いてた(笑)。あがたさんとの名古屋までの道中も楽しかった。写真は、進富座での舞台挨拶後サイン会。

12/18(火)来年のマジックアワーの勝負作『汚れなき祈り』のイマジカでの日本語字幕チェック試写。既にマスコミ試写は始まってるが、ボクは初めての字幕版クリーン鑑賞。自分で買っておいて言うのはなんだけど、傑作(笑)。

12/19(水)毎年年始恒例マジックアワーフィルムアカデミーの、映画評論家上野昂志さんとの日本映画史講義のための打ち合わせ。傑作の話をなんやかやするのは楽しい。そのまま、二人忘年会。

12/21(金)柳美里さんの『秋のソナタ』トークショー終了後、大急ぎで神楽坂に駆けつけ、美女と野獣の忘年会。これは内緒(笑)。

12/24(月)高橋惠子さんの(というより玉三郎さんのだが)舞台『日本橋』鑑賞。玉三郎さんより惠子さんのほうがキレイだったな。差し入れへのお礼の電話を、終演後わざわざくれる惠子さん。今年は惠子さんと仕事をさせていただいて、気遣いの大切さを今更ながら教わった。

12/25(火)マジックアワー忘年会。

12/26(水)仕事納め。企画と宣伝協力をしている『甦る相米慎二』(来年1/19からユーロスペースで全監督作上映)チラシ入稿。ゲストへの出席依頼のお手紙が今年最後の仕事。

でも、正確には、このブログが最後の仕事。カンさん、これで許してね。

ああ、やっぱり、映画の仕事は楽しいかも。

愛してよ

ボクが福岡監督と7年前に初めて逢った映画だ。その映画と監督には、Mといういい加減な(笑)あ、Mなんて書くと本当にいい加減でダメな感じが際立つので、森重プロデューサーと言ってしまおう(笑)が逢わせてくれた。マジックアワーで配給した極めて初期の1本ということになるが、宣伝は事情があって他の会社に任せた。その宣伝会社が、思ったほど仕事をしてくれず(無論、配給であるボクの責任は重い)、秀作『愛してよ』は多くの人に観てもらえないまま終わった。

でも、その配給・宣伝の動きの中で、福岡監督とは通じるものがあり(年齢も同じ、家庭問題もなんか似ている、何より映画をお客様に届けることが重要という映画監督には珍しい感覚があった)、その後映画監督協会の『映画監督って何だ!』(山本監督との出会いはその時)を経て、映画学科の学生をウチの事務所に連れてきてくれたりする流れの中で、ボクも京都造形で教える現在に至っている。

今回の新作は、それ以来の福岡監督作品ということになる。『愛してよ』の興行的失敗の後(と言いながら、今考えるとそれほどひどい成績でもなかったかもしれない。今はあの頃より小さい映画を取り巻く状況が数段ひどくなっている)、この仇討ち(あるいは福岡監督への恩返し)をどこでできるだろうと考えてきた。

新作でやっとそのチャンスが巡ってきたことになる。低予算の、『愛してよ』よりさらにハードルが高い、誰がこの映画を観に来るのかさえ全く想像がいまはできない問題作(に間違いなくなるだろう)。鈴木歓という心強い味方を得て、このサイトがこんなに早く動き出し、筆不精のボクが、こんなにブログを更新しているのも、そんな理由があるからだ。

新作『正しく生きる(仮題)』が、来年完成し、再来年公開されたとき、劇場に渦のように詰めかけた観客が(笑)映画を観終わったあと、「愛してよ」ではなく、好きな誰かに「愛してる」と言える映画になっていて欲しいと心から思う。

その時まで、福岡監督、カンさん、それにこの映画に関わっているスタッフや学生諸君、みんなでファイト!

静岡2日めと京都のイベント

本日は、一般のお客様向けの有料先行上映。告知も行き届いていないし、入りを心配していたが、計4回で130人くらいの動員で、悪くない。さすが監督の地元。写真は、川口副支配人に請われてロビーの机にサインしている山本監督たち。

途中で福岡監督作品の仕事のため京都に戻る伴明さんを見送った後、ちょっと離れた一富士という高校時代の山本監督行きつけの食事処で名物の焼きそばの昼食。デザートのモナカアイス共々うまかったァ。ここの焼きそばより更に名物のおかみさん(実際に行かないと名物の名物たる所以はわからない)、店を閉めて夜の最終上映を突然観に来てくださいました。『カミハテ商店』千代さんの100倍くらいのパワーで働いて1,000倍くらい喋っているおかみさんに、この映画はどう映っただろう(笑)。

この日は、京都シネマでは、ボクが教えている配給・宣伝の学生たちが企画した、「山本監督欠席裁判」と銘打った、京都造形の同僚で映画評論家の北小路さんと映像作家伊藤さんの二人のたかし君によるトークショーを開催。学生たちの頑張りで何と満席立ち見の大盛況。みんな、よくやった。こういう頑張りでお客様がちゃんと入り、かつ楽しんでくださるというのが、興行の何よりの喜びだ。嬉しい。

とかなんとかで、家にたどり着いたのは夜の11時半。疲れました。

たそがれどきのひとりごと。

というブログを、このサイトのブログとは別に、不定期でマジックアワーサイトに載せているのだが(と言っても、まあ更新の少ないブログ)、東京初日から1ヶ月近く経ったので『カミハテ商店』に関するここ1ヶ月の豆日記を、久しぶりに力入れて1時間くらいかけてまとめ書きをした。で、アップしようとした途端、全部消去してしまった、ああ(涙)。滅多に書かないから、たまに書くとそういうことになる。

でも、気持ちを取り直して、こっちのブログはアップするぞ。

12月1日2日は、『カミハテ商店』山本監督の故郷、静岡のシネギャラリー(サールナートホール)で、来年1月5日からの本公開に向けた宣伝を兼ねた、先行上映会があった。ゲストは山本監督、高橋伴明プロデューサー、脚本兼出演兼ラインプロデューサーの水上竜士さんの3人。1日はシネギャラリーの会員さん向けの上映で、すごい倍率の応募があったそうだが、その中から選ばれた2回で400人のお客様。そのうちの1回は、突然の伴明さんのご指名でボクが慣れない司会をする羽目になってしまった・・・。まあ、なんとかこなしたけど、どっと疲れました。

その夜は、山本監督の高校の同級生たち(応援隊)との飲み会。これが、まあキャラ立ちまくりの人たちばかりで、面白かった。伴明さん、水上さんも楽しかったらしく、3次会深夜2時半までお付き合い。

ということで2日目に続く。

谷川賢作バンド

という名前のバンドがあるわけではないけど、昨日のユーロスペースでの『カミハテ商店』音楽担当の谷川賢作さん(この日は鍵盤ハーモニカ)、この映画で聴くまで知らなかったビリンバウという楽器奏者の渡辺亮さん、アコーディオンの岩佐真帆呂さん3人の息の合った音楽イベント。

谷川さんの滑りスレスレの山本監督への愛情溢れるお笑いトーク(笑)、渡辺さんのビリンバウの解説演奏、岩佐さんの2曲目のカッコいい『燃えよドラゴン』のサックス演奏。あとの2曲は当然ながらの『カミハテ商店』テーマ曲と、山本監督の前作『ツヒノスミカ』テーマ曲。たった3曲、トーク入れて30分のイベントだったけど、お客さま大満足だったのではないだろうか。

写真は、イベント本番前のユーロスペース事務所でのお三方のリハーサルの様子。とってもいい感じの谷川賢作バンドです。

いや、このバンドと映画を持って地方巡業したいなあ。マジで。

『カミハテ商店』京都シネマ初日舞台挨拶

1週間ぶりの投稿です。また、カンさんの悪魔の囁き(笑)。1週間経ったら、囁くんだな。

ということで、その囁かれるまでの間に『カミハテ商店』の京都初日や東京の谷川賢作さんたちの音楽イベントがあった。そのご報告。

京都シネマ初日の舞台挨拶は、高橋惠子さんや寺島進さんのスケジュールが取れず、その代わり学生の主な出演者全員勢ぞろいという挨拶になった。司会進行も私の配給・宣伝授業の学生たち。早めに京都入りして、ランチ食べながらの打ち合わせや指示(それも授業の一環)をして臨ませた舞台挨拶だったけど、見ているこっちが疲れた(笑)。お客様も、ほぼ満席に近く詰めかけてくださり、その暖かい拍手に励まされて、まずまず無事に挨拶終了。ホッとした。

京都は、その後も順調な動員で、今週は東京よりもいい成績。ご当地映画として、監督始めみんなが頑張った成果が出てうれしいです。

東京のイベント報告は、次に続く。

鈴木歓

このサイトの構想は、サイトの管理人で北白川派映画の編集の鈴木歓さんと、福岡監督と私の飲みの席(と言ってもカンさんは今お酒を一滴も飲まない)から始まった、というのはどこかでカンさんも書いてたはず。

鈴木歓という人物は、私が人生で会った人間の中で、聡明さときっちりさにおいて、1、2を争う傑物です。しかも映画編集の達人。しかも、とってもいい人。しかし口は悪い(笑)。

怠けていると、すぐに、早くブログを書けと囁いてくるので、とりあえず書きました(笑)。

茂さん

カミハテ商店』の最初のトークショーが昨日ユーロスペースで。東尋坊で自殺しようとする人を何百人も救ってきた、茂(しげ)さんと山本監督との話。30人足らずのお客様と30分足らずの時間では勿体無い内容の濃い対談だった。

終了後、宣伝担当の小池と私も加わって4人で会食。と言うより、茂さんご要望の日本酒飲みつつの説教タイムでした(笑)。元警察官茂さんの、死のうとする人間に対しての揺るぎない気持ちを聞きながら、昔観た『砂の器』で主人公を助け主人公に殺される(笑)、緒方拳演ずるまっすぐな人情家の警察官のことを思い出したのだった。

4合ほど日本酒を飲み(茂さん、映画館に来たときには既に一杯入ってました・笑)すっかり酔っ払った、東京駅から深夜バスで帰る茂さんを、中央線新宿駅ホームまでお見送りして家路についたのだが、なんだろ、この敵わなさ感。

『カミハテ商店』公開初日

「北白川派映画」第3弾作品の山本起也監督『カミハテ商店』が昨日渋谷「ユーロスペース」で公開初日を迎えた。

主演の高橋惠子さんと寺島進さん、水上竜士さん、平岡美保さんと山本起也監督が舞台挨拶に登壇。テレビ局やスポーツ新聞の取材もたくさん入り、賑やかな初日になった。

京都シネマ」での公開は11月24日(土)から。こちらでは山本監督と学生出演者たちの舞台挨拶を行う予定。

『秋のソナタ』試写会

弊社「マジックアワー」が配給宣伝するイングマール・ベルイマン監督『秋のソナタ』の第1回目のマスコミ試写を10月31日に渋谷「ショウゲート試写室」で行った。

初日は12月8日。今年は主演のイングリッド・バーグマンの没後30年(で、『秋のソナタ』は彼女の遺作)なので、どうしても今年中に公開したかった。ギリギリ滑り込み。
デジタルリマスター(&字幕も修正)版で、まずは東京・渋谷「ユーロスペース」で公開。以降全国順次公開予定。
なお来年初夏、同監督の初期の代表作『第七の封印』『野いちご』『処女の泉』の連続上映も同じくユーロで決定。

世界中の数々の映画監督たちに影響を与えた、二十世紀を代表する巨匠の掛け値なしの傑作たちをぜひご覧あれ。