谷川賢作バンド

という名前のバンドがあるわけではないけど、昨日のユーロスペースでの『カミハテ商店』音楽担当の谷川賢作さん(この日は鍵盤ハーモニカ)、この映画で聴くまで知らなかったビリンバウという楽器奏者の渡辺亮さん、アコーディオンの岩佐真帆呂さん3人の息の合った音楽イベント。

谷川さんの滑りスレスレの山本監督への愛情溢れるお笑いトーク(笑)、渡辺さんのビリンバウの解説演奏、岩佐さんの2曲目のカッコいい『燃えよドラゴン』のサックス演奏。あとの2曲は当然ながらの『カミハテ商店』テーマ曲と、山本監督の前作『ツヒノスミカ』テーマ曲。たった3曲、トーク入れて30分のイベントだったけど、お客さま大満足だったのではないだろうか。

写真は、イベント本番前のユーロスペース事務所でのお三方のリハーサルの様子。とってもいい感じの谷川賢作バンドです。

いや、このバンドと映画を持って地方巡業したいなあ。マジで。

『カミハテ商店』京都シネマ初日舞台挨拶

1週間ぶりの投稿です。また、カンさんの悪魔の囁き(笑)。1週間経ったら、囁くんだな。

ということで、その囁かれるまでの間に『カミハテ商店』の京都初日や東京の谷川賢作さんたちの音楽イベントがあった。そのご報告。

京都シネマ初日の舞台挨拶は、高橋惠子さんや寺島進さんのスケジュールが取れず、その代わり学生の主な出演者全員勢ぞろいという挨拶になった。司会進行も私の配給・宣伝授業の学生たち。早めに京都入りして、ランチ食べながらの打ち合わせや指示(それも授業の一環)をして臨ませた舞台挨拶だったけど、見ているこっちが疲れた(笑)。お客様も、ほぼ満席に近く詰めかけてくださり、その暖かい拍手に励まされて、まずまず無事に挨拶終了。ホッとした。

京都は、その後も順調な動員で、今週は東京よりもいい成績。ご当地映画として、監督始めみんなが頑張った成果が出てうれしいです。

東京のイベント報告は、次に続く。

鈴木歓

このサイトの構想は、サイトの管理人で北白川派映画の編集の鈴木歓さんと、福岡監督と私の飲みの席(と言ってもカンさんは今お酒を一滴も飲まない)から始まった、というのはどこかでカンさんも書いてたはず。

鈴木歓という人物は、私が人生で会った人間の中で、聡明さときっちりさにおいて、1、2を争う傑物です。しかも映画編集の達人。しかも、とってもいい人。しかし口は悪い(笑)。

怠けていると、すぐに、早くブログを書けと囁いてくるので、とりあえず書きました(笑)。

茂さん

カミハテ商店』の最初のトークショーが昨日ユーロスペースで。東尋坊で自殺しようとする人を何百人も救ってきた、茂(しげ)さんと山本監督との話。30人足らずのお客様と30分足らずの時間では勿体無い内容の濃い対談だった。

終了後、宣伝担当の小池と私も加わって4人で会食。と言うより、茂さんご要望の日本酒飲みつつの説教タイムでした(笑)。元警察官茂さんの、死のうとする人間に対しての揺るぎない気持ちを聞きながら、昔観た『砂の器』で主人公を助け主人公に殺される(笑)、緒方拳演ずるまっすぐな人情家の警察官のことを思い出したのだった。

4合ほど日本酒を飲み(茂さん、映画館に来たときには既に一杯入ってました・笑)すっかり酔っ払った、東京駅から深夜バスで帰る茂さんを、中央線新宿駅ホームまでお見送りして家路についたのだが、なんだろ、この敵わなさ感。

『カミハテ商店』公開初日

「北白川派映画」第3弾作品の山本起也監督『カミハテ商店』が昨日渋谷「ユーロスペース」で公開初日を迎えた。

主演の高橋惠子さんと寺島進さん、水上竜士さん、平岡美保さんと山本起也監督が舞台挨拶に登壇。テレビ局やスポーツ新聞の取材もたくさん入り、賑やかな初日になった。

京都シネマ」での公開は11月24日(土)から。こちらでは山本監督と学生出演者たちの舞台挨拶を行う予定。

『秋のソナタ』試写会

弊社「マジックアワー」が配給宣伝するイングマール・ベルイマン監督『秋のソナタ』の第1回目のマスコミ試写を10月31日に渋谷「ショウゲート試写室」で行った。

初日は12月8日。今年は主演のイングリッド・バーグマンの没後30年(で、『秋のソナタ』は彼女の遺作)なので、どうしても今年中に公開したかった。ギリギリ滑り込み。
デジタルリマスター(&字幕も修正)版で、まずは東京・渋谷「ユーロスペース」で公開。以降全国順次公開予定。
なお来年初夏、同監督の初期の代表作『第七の封印』『野いちご』『処女の泉』の連続上映も同じくユーロで決定。

世界中の数々の映画監督たちに影響を与えた、二十世紀を代表する巨匠の掛け値なしの傑作たちをぜひご覧あれ。