撮影初日


無事、撮影初日を終えました。
狭いアパートで3台のカメラを全て学生にオペレートしてもらい、フォーカス送りは全員1年生。

私がカメラを持たない映画撮影は、始めての経験です。
自分で撮影するようには行かず、胃が痛くなる日々が続きそうです。

学生達も胃が痛くなるくらい頑張ってくれていること思います。
そうだよね?

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本当のクランクアップ


本日、実景撮影。
これで完全にクランクアップ。
快晴の実景撮影でした。(本当は少し雲があった方が良かった)

本日も思った以上の収穫と思い通りに成らなかった電車があった最終日。
一ヶ月の撮影中を象徴するような実景撮影でした。

全力で撮影に挑んでいるはずが、いつも終わると反省点が見えてくる。
今回は自分で撮影していない分、撮り直したいところが沢山あるがこれも映画。

これから編集部がどう料理してくるか?
それを観て絵や音を修正したり加えたり、まだまだ完成は先の先。

明日からは気持ちをリフレッシュするために2ヶ月ぶりの東京に戻ります。

500mmキャノン


今日は、500mmという超望遠レンズを付けてみた。
学生にはオペレート出来そうもないので、自分で撮影した。

その前の「柳田の家」の撮影も半分近くを自分で撮影をすることになった。
日に日にカメラを持つ時間が増えてきてしまった。
2週間撮影してきた必然の結果だが、、、残念!

いつか


今日は、いつかの日。一日中「いつか」関係のシーンを撮影しています。
今回選ばれた学生俳優はそれぞれ特徴があり力もあるのだが、いつかの意気込みは覚悟を感じます。
鋭い視線を向けて監督の言葉を聞く姿は、特別な思いが見えます。
これからの成長が楽しみな一人です。

監督と言えば、昨夜このブログ更新をやめると宣言してましたが、皆はどう思っているのだろう。
思うどころか、読んでないだろうな〜。
学生ブログも更新していないし、監督の言う通りとても楽な現場なのに、、。

私もM氏の言う「おもろい映画」を作る事だけ考えようかな。
学生が皆、必死になって映画に取り組んだら「おもろい映画」になると思うんだけどな。

そんなことを考えていたら、今日は少しだけ自分でカメラを回してしまった。
やっぱりカメラマンは楽しい!

ボクシングジム


昨日はクランクインから14日目。日数的には半分だが前半を軽くしたスケジュールのため、まだ半分も終わっていない。
その割にこの疲労感。学生たちも疲れているようだ。
しかし、そんな泣き言は言ってられない。これからが本当に大変なのだ。

昨日は福岡、水上ブログにあるように金子=水上竜士の見せ場。普段俳優コースの教員をしている水上氏と学生俳優達との真剣勝負でした。
俳優水上竜士の気迫の籠った演技、テストから本番への集中力、感じただろうか?
君たちの先生は素晴らしい手本を自らの演技で見せてくれていた。
見せようとしていた訳でも無く、一人の俳優として必死に演じていたのだろう。
映画を撮影するときに、何かを教えて上げよう説明しようなんて余裕はないのだ。
俳優もスタッフも皆真剣に最高のものを出そうとしているのだ。

スタッフの学生も感じてくれているだろうか?
真剣に俳優と同じ集中力でテストを本番を見つめているだろうか?
今一度、自分に問い正して欲しい。
日々成長して欲しい。
今の自分に満足したら、物作りは成功しないことを分かって欲しい。

柳田ゼミ


昨日は岸部一徳さんの初日。
アーティストで大学教授の柳田周の授業シーン。
大物俳優の登場で前日までとは違った緊張感が現場を包みます。
監督、桜役の水本さんを含め念入りな打ち合わせ。
二日前に急遽ロケ場所が変更になったにも関わらず、良い光、緊張感のあるシーンになりました。

写真の中の水本さん、ボンドガールみたいじゃないですか?
衣装の辻野さんのチョイス、素晴らしいです。
こんなジャケットの美大女子大生が居たら目立つでしょうね〜。
撮影現場でも目立ってました。
しかし、優等生/桜として馴染んでいて絶妙!

今回は衣装も見所の一つ、出演者みんなが個性的で格好良く登場します。
これからも楽しみです。

今日は始めての撮休でしたが、明日から怒濤の8連チャン休み無しの中盤戦。
気合いを入れて、頑張って行こう。

少年院


今日は撮休(撮影が休みの日)だったのですが、急遽ロケセットの都合で撮影になってしまいました。1シーンだけなので午前中に終わりましたが、大事なシーンの一つでした。
この1シーンのために映画学科の有志たちが坊主頭になってくれました。
リアルな悪達が出来上がりました。

後ろの教官は、映画評論家の某氏です。

映画は沢山の人たちの協力で出来上がっていきます。

漫才炸裂

みんな気になる漫才シーン。

上手く行きましたね。
二人の息もぴったり、吹っ切れたように弾けていました。
即席のコンビで一ヶ月あまり、よくここまで仕上げてきたと感心します。

役者もスタッフも日々成長しています。
翌日にはゼロに戻らず成長し続けてほしいものです。

宜しく。

撮影初日


無事、撮影初日を終えました。
狭いアパートで3台のカメラを全て学生にオペレートしてもらい、フォーカス送りは全員1年生。

私がカメラを持たない映画撮影は、始めての経験です。
自分で撮影するようには行かず、胃が痛くなる日々が続きそうです。

学生達も胃が痛くなるくらい頑張ってくれていること思います。
そうだよね?

お祓い


映画のクランクイン直前に日本では大抵、「お祓い」というのをやります。
映画製作の成功と撮影中の無事を神社で祈願したりします。

北白川派でも恒例となった「お祓い」を近所の田中神社で行ってきました。
女性が神主の珍しい神社です。

今回スタッフは、下級生が多く「始めての現場」と言う学生もいます。
撮影前に私が大怪我をおって厄払い出来てるはず。
安全第一、怪我のないように映画を成功させましょう!

あまり説得力無いかな?
とにかく、集中して頑張ろう!

不覚でした。

このところ目が回る忙しさです。
大学は学期末を迎え、授業、テスト、テスト採点、その上来年度etc。

そんな中で映画の準備、ロケハンは大変です。
仕事が多岐に渡り、頭を切り替えるのが本当に大変。

学科の俳優コース学生のプロフィール写真撮影を頼まれました。
久しぶりの写真撮影に張り切って照明の準備中、頭の上に照明がドスン!!

不覚にも頭から大量の血を流してしまいました。
本人は大した自覚も無く撮影続行するつもりでしたが、あまりの状況に撮影は中止。
楽しみにしていた学生達には、残念なことをしてしまいました。

すみません。

タクシーに乗って京大病院へ、普通に初診受付を通り待たされ形成外科の治療室で1時間。
30針ほど縫ってきました。

戻って心配顔の皆さんに報告の後は仕事に復帰。
結局、24時まで仕事。
今日も朝からロケハン、打ち合わせ、授業とフル回転。

トラブルがあって、逆に元気になってきました。

映画の撮影では、スタッフ全員が怪我無く無事にクランクアップ出来るように、気をつけて頑張ろう。

PS. 
監督へ
この傷を生かして、何処かに出演出来るでしょうか?

カルマンギア


昨日も今日もロケハン。クランクイン前一ヶ月を切って追い込み中。学生も我々も授業や様々な仕事をこなしつつ、毎日忙しく動き回っています。今回の撮影は予算の都合もあって節約あるのみ、ロケハンも自転車で行けるところは自らの足で向かいます。

そんな中ロケ候補地の隣、アメリカンな店先に懐かしい車を発見。しかも程度が良く、ピカピカの新車のようでした。
昔から一度は乗ってみたいと思っていた名車カルマンギア!!

ロケハンもそこそこに、ずっと見惚れていました。

真剣な仕事の合間に、こんなことがあっても良いよね。

リハーサル


新年、京都に戻って早速のリハーサル再開。

俳優のリハーサルと同時に撮影部もリハーサルをしています。
今回の映画では、思い切ってカメラマンも学生に任せてみようと考えています。今年の撮影照明部は1,2年生ばかり、初心者の集まりの中でリハーサルを撮影しながら一緒に訓練中です。
カメラマン育成も大変だが、フォーカスマン育成はもっと大変。
これで劇場公開作品を撮影出来るのか?
無謀な挑戦か?

閉塞感が語られるようになって久しい日本映画に風を吹かせられるように頑張れ学生!

俳優たちはリハーサルを積み重ねて、断然良くなって来ました。悩み、考え、年末年始の休暇を経て更に成長したように感じます。
撮影部も日頃学生映画の撮影では味わえない張りつめた空気を感じて真剣な顔に成って来た。

撮影が楽しみに成って来ました。
自分の中のカメラマン魂も盛り上がってきて、カメラを奪って自分で撮りたい気持ちを押さえつつ、少し離れたところから見守っています。
見ているだけは辛い!!

新春パーティー

撮影監督協会パーティーにて


撮影監督協会の新春パーティーに参加して来た。入会して25年も過ぎて初めての参加だったが結構楽しめました。昨年はフィルムからデジタルへの大変革期となってしまい、キャメラマンたちもそれぞれ思うところが多くあるはず。その中で監督協会の崔洋一さんが「キャメラマンが頑張らないと駄目だろう!」と吠え、それに撮影監督協会の木村大作、林淳一郎両氏も答え「フィルムとデジタルは共存する。キャメラマンはもっと勉強しろ!」と会場の拍手を浴びていた。
昨年はものすごいスピードで劇場のフィルム映写機が廃棄されビデオプロジェクターに置き換えられ、スクリーンも架け替えられた。観客は知らぬ間に。絵が鮮明になるのは良いことかも知れないが、映画館でも大きなテレビを見ているような感覚になったことがある観客も多い事だろう。ハードウェアが変わっただけでなく、内容まで変わってしまった映画も少なくない。受け入れている観客もいれば、違和感を感じている観客もいる。
サイレントからトーキー、モノクロからカラーに変わった時も変化を嘆く映画スタッフが多くいたと聞く。けれど映画は変化して発展して来た。
これから映画は何処に行くのだろう。
流れに任せるだけでなく自分たちで流れを作って行かなければならない。

映画を衰退させないため?

いやいや、自分が面白いと思える映画を作り続けるために、勉強勉強。

昨日のロケハン

昨日の関東はこの冬一番の寒さ。

神奈川県内ロケハンに出発。溝口から南武線、川崎から京浜東北、横浜から東海道に乗って大磯までグルッと神奈川県内を回る旅。地図と生まれ育った土地勘を頼りに可能性がある所は全部見て回る。運転席のすぐ後に立って回りを見ながら気になる駅は全てチェック、ホームの端から端を歩き駅と駅の周りの撮影場所を探して実際に足を運んでみる。改札の中だったり外だったり。しかし最近の駅は安全のためか窓からホームや線路を見下ろせる場所が少ない、窓があっても金網があったり窓が開かなかったり、残念。

カメラを首から下げて運転席の後にいるオジサンは周りからどのように見えるのだろう。ホームの端でカメラを構えていると大きなカメラを持った若者が近付いて来て軽く会釈、鉄男仲間? しかし自分は電車が来る前に線路の写真を撮って去って行く。おかしなオジサンなんだろうな。

立ちっぱなし、歩きっぱなしの神奈川県内JR各駅停車の旅は6時間。

この時間が映画を考える貴重な時間になります。登場人物の性格や生活圏のこと、映画のテーマやルックに思いを馳せる。

俳優が登場しないだけに、まだまだ悩み探せる。

苦しいけど楽しい。 それで良いのか?

クランクインまで一ヶ月。時間が欲しい。

年末のロケハン

撮影監督を勤める小川真司です。

伴明プロデューサーの「ロケハンして新大阪から帰れよ」の一言で京都駅から東海道線各駅停車の旅の始まり。東海道線/京都ー新大阪間を全駅ロケハンしてきました。

4時間かかりましたが、日頃素通りしている区間をゆっくり楽しんで来ました。思いがけない旅行のきっかけをくれた伴明さんに感謝。収穫もありました。

映画のラストカットになるであろう大事なロケ場所! 正月休み中には神奈川県内の「各駅停車の旅」を楽しんで最良のロケ場所を探してきます。