撮影監督協会の新春パーティーに参加して来た。入会して25年も過ぎて初めての参加だったが結構楽しめました。昨年はフィルムからデジタルへの大変革期となってしまい、キャメラマンたちもそれぞれ思うところが多くあるはず。その中で監督協会の崔洋一さんが「キャメラマンが頑張らないと駄目だろう!」と吠え、それに撮影監督協会の木村大作、林淳一郎両氏も答え「フィルムとデジタルは共存する。キャメラマンはもっと勉強しろ!」と会場の拍手を浴びていた。
昨年はものすごいスピードで劇場のフィルム映写機が廃棄されビデオプロジェクターに置き換えられ、スクリーンも架け替えられた。観客は知らぬ間に。絵が鮮明になるのは良いことかも知れないが、映画館でも大きなテレビを見ているような感覚になったことがある観客も多い事だろう。ハードウェアが変わっただけでなく、内容まで変わってしまった映画も少なくない。受け入れている観客もいれば、違和感を感じている観客もいる。
サイレントからトーキー、モノクロからカラーに変わった時も変化を嘆く映画スタッフが多くいたと聞く。けれど映画は変化して発展して来た。
これから映画は何処に行くのだろう。
流れに任せるだけでなく自分たちで流れを作って行かなければならない。
映画を衰退させないため?
いやいや、自分が面白いと思える映画を作り続けるために、勉強勉強。
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