お世話になります。映画「正しく生きる」拝見しました。これから編集に際しての技術的な助言めいたものは正直私には言えません。
まず映画を興行する立場からの発言としてはかなり重いテーマを幾重もの群像劇で描き出す作品ですがお客様を選ぶ作品という意味で興行はかなり厳しいものになるような気がします。作品の良しあしは別という前提です。
岸部一徳さんと柄本明さんと美大生のパート、少年刑務所から脱走した少年と姉とのパート、漫才コンビのパートとがうまく有機的に絡み合っていないように感じました。それとそれぞれの人物の背景が説明があまりなく分かりにくいようにも感じます。例えば子連れのお姉さんの過去(多分DV夫でしょうが)、美大生の女性の抱え込む苦悩がなかなか画面からは一般のお客様では読み取れない気がします。演じられている役者の方の芝居はとても適材適所で良いとは思うのですが・・・・
あくまで感想程度しか言えませんがよろしくお願いします。