新しく「劇場からの声」を設置しましたので、よろしくお願いします。
まずは、三大都市の劇場支配人からの、第一弾編集ラッシュに対してのご意見です。
KITASHIRAKAWA-HA No.5
お世話になっております。
『正しく生きる』のラッシュ、拝見しました。
以下、コメントです。
マジックアワーの有吉さんから、『正しく生きる』のラッシュを見て意見を言うように、とお達しがあったので、まずは、本作のHPからシナリオ(決定稿)を拝読した。
先がまったく見えない焦燥感を抱いた人々と、その焦燥感を突きつめぬいた末に世界の破滅を計画する男たちを、突き放した視線でとらえた群像劇という印象を持った。
そうした印象は、ラッシュの映像からも確実に伝わってきたと思う。
正直に言って、ここまで出来上がった作品に、何か意見を述べようという気持ちはおこらない。
劇場スタッフとしての希望は、公開に向けて、監督が、この映画の世界観や人物像の造形にいかにして至ったのかを、出来る限り、丁寧に語ってほしいということ。
同時に、関わった学生の皆さんが、この世界観、人物像を、どのように解釈、理解したかを、率直に語ってほしいということの2点。
昨今のミニシアターにおいては、硬派の作品も、比較的受け入れられる土壌はあると思う。
しかし、その内容を丁寧に、分かりやすく伝えていくことが、必須になっている。
その意味で、上記のような希望をお伝えする次第です。
以上です。
お世話になります。
『正しく生きる』、やっと拝見しました。
なかなか怒りのパワーが渦巻く作品ですね。
現代に蔓延する鬱屈したフラストレーションが、最後に向かって爆発に突き進む感覚は、観ていて胸に迫りました。
ただ全体的に長いとは感じました。前半をもう少し(できれば20分くらい)削れれば良いと思いました。
怒りは短い方が全体的なドライブ感がもっと出るのではないでしょうか。
もう一つ、最後のシーン、あれは教授の核爆弾が爆発したということですよね?
それはもう少し説明が欲しいと思いました。最後京都の街が燃えているとか。。。
興行形態については、映画が完成してからお話しした方が良いでしょうかね。
よろしくお願いいたします。
お世話になります。映画「正しく生きる」拝見しました。これから編集に際しての技術的な助言めいたものは正直私には言えません。
まず映画を興行する立場からの発言としてはかなり重いテーマを幾重もの群像劇で描き出す作品ですがお客様を選ぶ作品という意味で興行はかなり厳しいものになるような気がします。作品の良しあしは別という前提です。
岸部一徳さんと柄本明さんと美大生のパート、少年刑務所から脱走した少年と姉とのパート、漫才コンビのパートとがうまく有機的に絡み合っていないように感じました。それとそれぞれの人物の背景が説明があまりなく分かりにくいようにも感じます。例えば子連れのお姉さんの過去(多分DV夫でしょうが)、美大生の女性の抱え込む苦悩がなかなか画面からは一般のお客様では読み取れない気がします。演じられている役者の方の芝居はとても適材適所で良いとは思うのですが・・・・
あくまで感想程度しか言えませんがよろしくお願いします。