お世話になっております。
『正しく生きる』のラッシュ、拝見しました。
以下、コメントです。
マジックアワーの有吉さんから、『正しく生きる』のラッシュを見て意見を言うように、とお達しがあったので、まずは、本作のHPからシナリオ(決定稿)を拝読した。
先がまったく見えない焦燥感を抱いた人々と、その焦燥感を突きつめぬいた末に世界の破滅を計画する男たちを、突き放した視線でとらえた群像劇という印象を持った。
そうした印象は、ラッシュの映像からも確実に伝わってきたと思う。
正直に言って、ここまで出来上がった作品に、何か意見を述べようという気持ちはおこらない。
劇場スタッフとしての希望は、公開に向けて、監督が、この映画の世界観や人物像の造形にいかにして至ったのかを、出来る限り、丁寧に語ってほしいということ。
同時に、関わった学生の皆さんが、この世界観、人物像を、どのように解釈、理解したかを、率直に語ってほしいということの2点。
昨今のミニシアターにおいては、硬派の作品も、比較的受け入れられる土壌はあると思う。
しかし、その内容を丁寧に、分かりやすく伝えていくことが、必須になっている。
その意味で、上記のような希望をお伝えする次第です。
以上です。